5/29/2008

In between clubs (番手と番手の間の距離を打つ。) -1


いわゆる番手と番手の間の距離、In between clubsに関する考察です。


プロやトップアマの方々は、ラウンドを繰り返して距離を測定しておきメモを用意、体感込みでの正確な距離を把握し・・・って感じになろうかと思います。
キャディーさんなり本人なりが、ピンはグリーンの手前から何フィート、右から何フィート、といった具合にあらかじめ測っておくのでしょう。

でもね、私ぐらいのレベルですと、コースの距離表示がちゃんと合ってるかどうかも定かではありませんし(場所によってはね、150yのマーカーがスプリンクラーヘッドに書いてある143yよりグリーン寄りにあったりして「??」になったご経験ありますよね? そんなアバウトなのアメリカだけ?(笑))、そもそも自分のショット自体がキチンと番手ごとの距離が出ているのかどうかも疑問だったりします。

つか、毎回真芯で打って無いですし。(笑)


まぁそれでも私の場合は一応、9番130y、8番140y、7番150y、6番160y、5番170y、4番180yってな具合になってます。

で、うーん中途半端な距離だなぁ、番手と番手の間だよ。どっちにしよう?!って感じたりすることがありますね。
今日はここに斬り込み。(笑)



風がフォロー/アゲンストだとか、打ち下ろし/打ち上げになっているとか、ライが左足上がり/下がりだとか、フルスイング出来なさそうな傾斜だとか、ディボット後に入っちゃってるとか、ボールが芝に沈んでいるとか、ラフが挟まってフライアーになりそうだとか、ボールが目土の砂の上に座っちゃってるとか、フックで木を避けて行かなくちゃとか、それはもういろんな要因で使う番手は変わってくる訳ですよね。

まぁ例えば、ティーアップ出来て、割と条件的にはいい状態のパー3でのティーショットなんかでも、ティーグラウンドの傾斜とか、風、高低差の影響は考えるわけです。

その中で、『ここは番手と番手の間の距離で、打ち難い。』と感じたりする事がありますね。

これが落とし穴。

長目のクラブで軽く打つか、短目かな?と思うクラブでフルショットするか(もしくはちょっとフック気味に打って距離を伸ばす?)。

どっちにします?


私は大抵長目のクラブを選んで打っていました。
余分な力みは禁物ですから。

それに、自分の普段想定している番手の距離よりも思いの外飛びすぎるってことは稀ですけど、ちょっと芯外したり噛んだりで距離が落ちちゃうって可能性は結構あります。結果オーライミスってことで。

しかしね、軽く打ちますと意外に長目のクラブ選んでるはずなのにやたらショートしたり。

あるいは軽く打ったつもりが逆にシャープに振れちゃって芯食って大オーバーしたり。

ゴルフはホント、メンタルに難しいです。


レッスン書とかを見ますと、短目のクラブを選んで思い切り振り切った方が良い、って書かれていることも多いです。
たとえショートしたとしても大抵のホールはグリーンが受けていて、手前からの方が登りのラインが残って攻めやすい。

これはなるほどなアドバイスではあります。


人によっては、ティーグラウンドを有効活用せよ。っていう、とても良い案も採用しているようです。

ティーボックスは2クラブレングス以内ですから、45インチのドライバーを持っている人で約2.5ヤードは後ろに下がって打てます。なにも一番前にへばりついて打つことはありませんね。
これは長目のクラブを持つ場合用ですね。

長尺のパターを持っている方なら、3ヤードくらいは有効利用出来ちゃいます。



しかしながら、実は私は、根本的に作戦を変えました。

(この話、長くなりましたのでここで切りまして、続きます。(^^;)




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5/27/2008

ピンを見て打つアプローチ(バンプ&ラン等)


もうひとつ、このパッティングの要領は、グリーン周りのアプローチにも応用できます。

例えばピンまで40-50ヤードでやや砲台気味の手前が花道で開けており、7-8番アイアンを使っていわゆるバンプ&ランで手前で2-3バウンドしてからグリーンに転がり乗ってピンに向かって寄っていくようなショットとかはレンジではなかなか練習できないものですが、頭にこんな感じって描いてみてイマジネーションを働かせまして、前記パターでの方法を応用しましてピンの方向を見たまんま試しにコースでもぶっつけ本番でイメージしながら打ってみますと、意外や意外、練習したこと無いのにやけに距離感が合ったりしまして、びっくりします。

あるいは、10y-20yのランニング・アプローチにも簡単に応用できます。

人間の脳のアジャストする能力はかなりの精度を持っていまして、例えば紙を丸めてゴミ箱に投げ入れたり、っていうのはみなさん普段やることがあるかと思うんですが、その都度違うゴミを投げていてしかも投げる距離も違っていたりするのに、意外に外れることなく入るし、外してもなかなかいい線の近いところに飛んでいるという経験はなさっているんじゃないでしょうか。


グリーン周りのショートゲームを得意にしている方には無用のテクニックかも知れませんが、絶対値が練習不足の(平たく言えば下手な(笑))私には、とても有効な方法でした。(^^)

5/23/2008

面白いぐらい驚くほど距離感が出せるパッティング法


これは1年半ぐらい前にGolf Magazine誌で読んだのですが、「面白いぐらい驚くほど距離感が出せるパッティング法」があります。


話は簡単でして、ボールではなく、『カップを見ながらパッティング』するんです。
ハイ・ハンディキャッパー、ミドル・ハンディキャッパー、ロー・ハンディキャッパー(スクラッチプレイヤー含む)に至る被験者に実際にテストしてもらって、結果が25%も向上したというようなデータでした。

特にハイ~ミドル・ハンディキャッパーの方に40%も改善が見られた、とかいう結果だったかと思います。


自分でもやってみたら、本当にびっくりするぐらい距離が合うんですよね。

コツとしては、ボールの後ろからラインを読んで、反対側のカップの方からもライン読みますよね。その時に向こう側へちょっとふくらんで移動しながら横からも傾斜やマウンドを見て、そして戻る時にも360度回るようにしてもう一方の横からもみて、頭に周辺状況の立体的な情報を出来るだけ沢山インプットして、脳のイマジネーションを働かせます。
靴の足裏で、グリーンの硬さ/柔らかさを感じ取ったりする情報も加えるといいかも知れません。

そしてラインをイメージしたら、カップへと転がるルートをイメージして素振りを少々。 カップへのラインに乗せるためのスパットをボールの前後に見つけてそこを目印にパターヘッドを合わせてセット。


で、ここからが違うんですが、カップの方を見たままストロークします。
カップの方を見続けることによって、目から入る情報を脳に意識させておくと、距離感とかのイマジネーションがより上手に働くらしいです。

「ヘッドアップせずにパターをストロークせよ」とか、「カップインは耳で聞け」、とか、金科玉条のようにレッスンされていた私からすれば、なんということだろう?と思ったりもしたのですが、自分でもびっくりするほど効果的でした。

是非是非、練習グリーンなどでお試し下さい。もちろんラウンドでも。


1.5m以下の、距離感自体よりもカップインを決めたい類のショートパットには必要ないテクニックかもしれませんが、中長距離のパット、特にロングパットには本当にとても有効です。
(ちなみに私はショートパットもカップ方向を見たまま打ちます。すでに見えているので、ストローク中にヘッドアップして引っ掛けたりしないで済むのです。)

例えば20mのパットをして、横に4mも5mも外してしまう事はほとんど無いけれども、縦にショートしたり打ち過ぎたりで4mも5mも外してしまう事はけっこうあります。
ロングパットのカギは距離感に尽きるとか思うのです。

試してみた方、是非ご報告を聞かせて下さいね。(^^)


私の場合は、ストロークが未熟ですので、ボールをまるで見ないまま打ちますと芯を外したりダフッたりしてしまうこともありますので、そこはちょっと工夫をして、スパットでパターヘッドを合わせ、スタンスを取って構えた後は、首と目だけを向けてカップの方を見ます。それで、パターヘッドを引いてボールを打つ瞬間だけ視線をボールに戻すんですが、出来るだけ短い時間でまたもとのカップへの視線に戻すようにして応用しています。


カミロ・ビジェガスがイグアナのような低い姿勢でグリーンを読みますが、確かに低い位置から見るとグリーン面の起伏がより鮮明に見えるんですよね。
グリーンを上空の高いところから見たら、より平らに見えてしまうのとちょうど逆です。